バンドのロゴ作成で注意すべきポイント

バンドを結成してロゴ作成をしようというときにはメンバーの誰もがやる気満々になるでしょう。最終的にできあがったロゴにはメンバー全員の思いが込められている素晴らしいものになるはずだと考えているかもしれません。

だからこそバンドのロゴ作成では注意しなければならないことがあります。代表的なポイントを紹介するので参考にして下さい。

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担当者に任せきりにしないようにしよう

バンドのロゴ作成をするときには誰かがメインの担当者になって作ることが多いでしょう。その方が効率が良いのは確かで、社会人バンドの場合にはなかなか全員で集まれる機会もない場合が多いことから担当者を決めるのはおすすめです。

ただ、担当者に任せきりにしてしまわないようにしましょう。担当者としてはバンドのメンバーのことを思いやってできるだけ良いものに仕上げようと努力してくれているはずです。それが当然のように思ってしまうと担当者もだんだんといらだってきてしまうかもしれません。

バンドのためとはいってもボランティアだということに留意して協力するようにしましょう。何もしないまま完成に至ってしまうと、完成したロゴを見せられたときに改善して欲しい点があっても言いづらくなってしまうこともあります。

下手に指摘をすると悪いのではないかという気がしてしまいがちだからです。それが原因で納得できないデザインのロゴに決まってしまうリスクもあるでしょう。そうならないためにもあくまで担当者やロゴ作成の作業をするだけで、皆が意見を出し合いながら作り上げていく雰囲気作りをするのが肝心です。

全員の意見をまずまとめよう

ロゴ作成をするときには最初に全員の意見をまとめるようにしましょう。バンドのメンバーが多いときほど重要なことで、声が大きい人の意見やリーダーの希望が優先されてしまうことがよくあります。本当にそれで良いというメンバーばかりなら問題はないかもしれませんが、多かれ少なかれ不満を持ってしまう人もいるでしょう。

リーダーが自分の顔を使ってロゴを作りたいといった意見を出すと勘弁して欲しいと思いつつも何も言えないという人もいるかもしれません。誰もが率直に意見を言えるような形で打ち合わせをしてロゴに対する意見を集約していきましょう。

会議室などでまじめにロゴの原案を考えようとするのも良いかもしれませんが、カフェでお茶をしながら、居酒屋でお酒を飲みながらというのも一興です。パーティースペースを借りてお酒を片手にホワイトボードを使って意見を出し合うのも良いでしょう。

やり方は色々ありますが、誰かがファシリテーターになって意見をまとめたり、意見を全く出しておらず、ためらっていそうな人に話を振ったりするのは忘れてはなりません。そのタイミングで誰がメインの担当者になるかも決めればスムーズにロゴ作成に取り掛かれるでしょう。

楽器をシンボルにするかはよく検討しよう

バンドのロゴだからやはり楽器が良いと考えることもよくあります。ギターやドラム、ベースやキーボードなどロゴに使いやすい楽器はたくさんあるのは確かです。ただ、楽器をシンボルにして良いのかどうかは慎重に考える必要があります。

バンドのその楽器を担当しているのは一人だけ、あるいは二人か三人だけということがほとんどです。例えばドラムをシンボルにしてバンドのロゴにすると、そのバンドを体現しているのはドラムだという認識を持たせることになります。

素晴らしい腕のドラマーがいて、そのドラマーを中心にしてメンバーが集まってきたバンドなら誰もが納得するでしょう。ライブの参加者も見所はドラマーだという認識をしてくれるので盛り上がりやすくなります。しかし、ロゴ作成のメイン担当者がドラマーで自分の楽器をモチーフにしたとなると非難を受けてしまうでしょう。

もし腕があまり良くない場合にはライブを見に来てくれた人もロゴのイメージと違うと知って拍子抜けしてしまうかもしれません。また、バンドのロゴではマイクをモチーフにすることもできますが、この場合にはボーカルが注目されることになります。

その良し悪しもバンドのメンバーや特徴によって違うので注意が必要です。

ライブをターゲットにしないように注意しよう

バンドでロゴを作成するときにはライブを前にしていることがよくあります。一般の人向けに行う初ライブに向けてロゴを作り、チケットを販売したりパンフレットを配ったりするときに使おうと考えていることも多いでしょう。

このようにライブが目の前にあると、そのライブをターゲットにしてロゴをデザインしてしまいがちなので気を付けなければなりません。今回のライブのテーマに合わせてロゴを作ってしまうと、次回のライブのときにはマッチしないロゴになってしまうからです。

初ライブならまだ記念にしたという位置付けをすることができますが、二回目以降のライブになってしまうと難しいでしょう。あくまでバンドとしてのロゴだという認識を持って作るのが肝心です。

目的意識を持って作成しよう

バンドのロゴを作成するときには目的意識を持つのも重要なポイントです。何となくメンバーも揃ったからロゴを作ろうという流れになることもありますが、目的が定まらないとなかなかデザインが決まりません。メンバーとして結束するために用意するのか、ブランドとして定着させていくために作るのか、オフィシャルグッズの制作販売をして稼ぐために作成するのかによってどんなデザインが良いかが異なるからです。

目的によっては当面はこのロゴで活動するけれど、しばらくしたら別のロゴにしようという考え方をすることもできます。メンバーが全員、同じ目的意識を持つと意見も合いやすくなります。納得できる理由を付けてこうしたいといった意見を出す人も出てくるでしょう。

それが最終的にはバンドとしての協調性を育むのにつながり、互いの信頼関係が築き上げられていきます。はっきりとした目的をまずは決めてからロゴ作成を始めるようにしましょう。

バンドのロゴ作成は協調して進めよう

バンドのロゴ作成ではメンバーの誰もが納得するデザインに仕上げるのが大切です。バンドでは楽器やマイクをよくシンボルにしますが、その楽器が本当にバンドを体現するものなのかをよく考える必要があります。

きちんと全員が意見を言える状況を作って議論し、目的意識を共有してからロゴのデザインをしていくようにしましょう。